エルドラージトロンの土地構成を考える
一般的なエルドラージトロン（土地24枚）での土地構成を考えてみます。
【固定スロット 21枚程度】
4:《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
4:《ウルザの鉱山/Urza's Mine》
4:《ウルザの魔力炉/Urza's Power Plant》
4:《ウルザの塔/Urza's Tower》
Eldrazi Temple / エルドラージの寺院
土地
(Ｔ)：(◇)を加える。
(Ｔ)：(◇)(◇)を加える。このマナは、無色のエルドラージ(Eldrazi)呪文を唱えるためか、無色のエルドラージの能力を起動するためにのみ支払える。
Urza's Mine / ウルザの鉱山
土地 — (Urza’s) 鉱山(Mine)
(Ｔ)：(◇)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・魔力炉(Power-Plant)とウルザの・塔(Tower)をコントロールしているなら、代わりに(◇)(◇)を加える
Urza's Power Plant / ウルザの魔力炉
土地 — (Urza’s) 魔力炉(Power-Plant)
(Ｔ)：(◇)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・鉱山(Mine)とウルザの・塔(Tower)をコントロールしているなら、代わりに(◇)(◇)を加える。
Urza's Tower / ウルザの塔
土地 — (Urza’s) 塔(Tower)
(Ｔ)：(◇)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・鉱山(Mine)とウルザの・魔力炉(Power-Plant)をコントロールしているなら、代わりに(◇)(◇)(◇)を加える。
エルドラージトロンを一線級足らしめているのが寺院＋トロンランドによるマナ加速であり、事実上の固定スロットでしょう。エルドラージトロンというデッキを選択している限り、この16枚が抜けることはあり得ないと思っています。
3:《幽霊街/Ghost Quarter》
Ghost Quarter / 幽霊街
土地
(Ｔ)：(◇)を加える。
(Ｔ),幽霊街を生け贄に捧げる：土地１つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは、自分のライブラリーから基本土地カードを１枚探してもよい。そうしたなら、それを戦場に出し、自分のライブラリーを切り直す。
アンタップインで即座に土地破壊が可能。早い段階から土地を攻めることが出来るので、《廃墟の地/Field of Ruin》よりも優先して投入。アドバンテージの喪失は痛いが、緑トロンを乗り越えるために（たぶん）必要。
2:《荒地/Wastes》
Wastes / 荒地
基本土地
(Ｔ)：(◇)を加える。
モダンにおける最強の単体除去が《流刑への道/Path to Exile》であり、《幽霊街/Ghost Quarter》や《血染めの月/Blood Moon》の存在を考えると少量の基本土地は不可欠。1枚では絶対に足らず、2枚以上投入することはマストだと思います。3枚入れてもいいと思いますが、後述するその他の土地との兼ね合いが難しい…
というわけで、一般的なエルドラージトロンの土地スロットが24枚とすると、この時点で最低21枚は使っているため、残りの土地スロットは3枚程度。この枠に何を投入するかは人によって選択がばらけると思います。
【フリースロット 3枚程度】
候補になりうる土地について、個人的には以下の序列で考えています。探検の地図があるので、基本的に1枚挿しにしてピンポイントで引っ張ってくるイメージ。
《爆発域/Blast Zone》≧《海門の残骸/Sea Gate Wreckage》＞《魂の洞窟/Cavern of Souls》≒《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》＞《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds》
ただし、《爆発域/Blast Zone》はかなり強いと思っているので、2枚投入しても良いかも。唯一トークンを除去できないのが残念ですが、こちら側があまり低マナ域のパーマネントを展開しないことを踏まえると、一方的な除去になることが多いです。
Blast Zone / 爆発域
土地
爆発域は蓄積(charge)カウンターが１個置かれた状態で戦場に出る。
(Ｔ)：(◇)を加える。
(Ｘ)(Ｘ),(Ｔ)：爆発域の上に蓄積カウンターをＸ個置く。
(３),(Ｔ),爆発域を生け贄に捧げる：点数で見たマナ・コストが爆発域の上に置かれた蓄積カウンターの数に等しく、土地でない各パーマネントをそれぞれ破壊する。
《海門の残骸/Sea Gate Wreckage》は中盤以降の息切れ防止に。マナがあるのに展開できるものが無いという負け筋に至る可能性を減らしてくれます。
Sea Gate Wreckage / 海門の残骸
土地
(Ｔ)：(◇)を加える。（(◇)は無色マナを表す。）
(２)(◇),(Ｔ)：カードを１枚引く。この能力は、あなたの手札にカードがないときにのみ起動できる。
この2枠は準固定のようなものなのですが、最期の1枠は非常に悩ましいですね…青を含むコントロールに強いエルドラージトロンですが、ホガークヴァインの弱体化で青白コントロールが勢力を増すことを考えると、保険として《魂の洞窟/Cavern of Souls》を入れています。
Cavern of Souls / 魂の洞窟
土地
魂の洞窟が戦場に出るに際し、クリーチャー・タイプを１つ選ぶ。
(Ｔ)：(◇)を加える。
(Ｔ)：好きな色１色のマナ１点を加える。このマナは、選ばれたタイプのクリーチャー呪文を唱えるためにのみ使用でき、その呪文は打ち消されない。
【現時点での土地リスト】
メイン：24枚
2:《荒地/Wastes》
4:《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
4:《ウルザの鉱山/Urza's Mine》
4:《ウルザの魔力炉/Urza's Power Plant》
4:《ウルザの塔/Urza's Tower》
3:《幽霊街/Ghost Quarter》
1:《爆発域/Blast Zone》
1:《海門の残骸/Sea Gate Wreckage》
1:《魂の洞窟/Cavern of Souls》
サイドボード：1枚
1:《幽霊街/Ghost Quarter》
結局、今のところはこんな感じで組んでいます。トロンが増えることを見越して、サイドボードにもう一枚《幽霊街/Ghost Quarter》を投入。四肢切断のファイレクシア・マナ（ペイライフ4点）がキツイ環境になってきたら、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》と《魂の洞窟/Cavern of Souls》を入れ替えても良いかもしれません。
